台湾の新幹線と日本の新幹線のペット持ち込み事情。

窓の外を眺める犬

最近、ある女性がペットカートに猫を入れて台湾の新幹線「高鐡」に乗車しようとしたところ、高鐡の職員に止められて言い合いとなり警察沙汰になったというニュースがありました。女性の言い分としては「自分は8年間、この猫を乗車させてきた。今まで何も言われなかったのに、どうして今更乗車を拒まれなければいけないのか。」というもの。

確かに、私も高鐡のプラットホームでワンコを連れた人をみたことがあります。果たして高鐡や捷運(MRT)はペットを乗車させてもいいのでしょうか。もしかしたら今後ビーグル犬モモを高鐡や捷運に乗せてお出かけしたいとう日が来るかもしれませんので、今のうちにきちんと調べておくことにしました。

日本の新幹線はペットOK?

台湾の高鐡や捷運を調べる前に、日本ではどうなのかを先に調べてみました。モモを日本に連れて帰る予定は今のところありませんが、万が一日本に帰国になった場合に備えて両国のペット事情の違いを知っておく必要があります。

さて日本の新幹線ですが、JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)のホームページを調べてみると、「持ち込める荷物」についての案内ページにトイプードルの写真付きでペットの持ち込みについてわかりやすく説明されていました。以下、公式サイトよりの引用です。

小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、

  • 長さ70センチメートル以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチメートル程度のケースに入れたもの
  • ケースと動物を合わせた重さが10キログラム以内のもの

手回り品料金は、1個につき280円です。ご乗車になる駅の改札口などで荷物をお見せのうえ、普通手回り品きっぷをお求めください。

引用:JR西日本ホームページ

 

JR西日本ホームページによると、キャリーケースにペットを入れた状態で重さが10キログラム以内であること、それから、ペットの体の一部がケースから出ないことが持ち込みの条件となっています。ですから、体の一部が出てしまうドッグスリングやバッグに入れての乗車はできません。たとえ体の一部が出ていなくても、スリングやバッグは認められていませんので注意してください。

また、ペットカートは大きさの面でNGですが、ペットカートのキャリーの部分が分離できるものでサイズ規定内のものはOK、ペットを入れていない状態のペットカートは縦、横、高さの合計が250cm以内(長さは2m以内)であればOKのようです。

一応JR東日本、JR東海、JR九州のホームページも見てみたのですが、ペット持ち込みに関して記載されている内容は同じでした。JR西日本は写真で説明してあり、JR東日本、JR東海、JR九州は共通でビーグルっぽいイラストを使って説明しています。調べた限りではJRグループのペットに関する規定は共通のようですが、旅行前には乗車するJRのホームページで再度確認、または電話等で問い合わせることをお勧めします。

ワンコの場合は小型犬のみOK。

JRのホームページの写真やイラストで紹介されていたものと同じタイプのキャリーケースの重さを検索してみると、Sサイズで1.6キログラム前後。Mサイズのケースは大きさがオーバーしてしまうので、持ち込めるキャリーはSサイズのみOKということになります。

持ち込める重さの規定は、キャリーに動物を入れた状態で10キログラム以内。Sサイズのケースに入れると考えると、ワンコの体重はだいたい8キログラム前後以内でなければいけません。8キログラムならトイプードルやチワワ、マルチーズなどの小型犬は大丈夫そうですね。また中型犬、大型犬でも8キログラム以下の子犬なら持ち込めることになります。

ちなみにうちの子は体重が10キログラムありますので、新幹線の乗車は無理ですね。

台湾の新幹線「高鐡」は?

さて、日本の新幹線は条件つきでペット持ち込みOKということですが、台湾の高鐡ではどうでしょうか。台湾高速鐡路のホームページに以下のような記載がありました。以下、「乗車指南」からの引用です。

攜帶動物乘車限制

高鐵範圍內(車站及列車),原則上不得攜帶動物進入,旅客若有攜帶犬、貓、龜、兔、魚蝦類,或經本公司同意之其他不妨害公共安全、公共衛生與公共安寧,無異味之動物,且完固包裝於長、寬、高尺寸小於 55 公分、45公分、38公分之容器內,無糞便、液體漏出之虞者。乘車期間旅客除不得將動物放出容器外,並需置放於本身座位前方自行照料。每 1 位購票旅客以攜帶 1 件為限。(執行任務之警犬、導盲犬或由專業人員(訓練師)陪同之導盲幼犬不在此限)

引用:台湾高鐡

 

簡単に日本語にしてまとめると、

  • 犬、猫、亀、ウサギ、魚介類、その他安全面、衛生面で問題ないと判断された無臭の動物は乗車できる。
  • 奥行き55cm、幅45cm、高さ38cm以内のケースに入れること。
  • 排泄物や液体がケースから漏れないようにすること。
  • 座席前方において動物から目を離さないこと。
  • 乗客1人につき1つまで。
  • 執行任務中の警察犬、盲導犬またはそれらの専門職による訓練中の犬はこの限りではない。

ということです。ケースやペットの重さについては特に制限がありません。なお、別料金は必要ありません。

重さに制限がないということは、うちの子は高鐡に乗れるようです。だだし、キャリーケースのサイズが細かく制限されていて、今モモが使っているケースは大きすぎて使えません。きっと高鐡の座席前方部に置けるサイズでないといけないということだと思います。ビーグル犬にしては少し小さめのモモですが、Sサイズのケースは窮屈でしょうし、Mサイズはメーカーによっては規定外になってしまいます。体重に制限を設けていませんが、Sサイズ、またはMサイズに入るワンコは結局のところ10キロ以下ということになってしまうのではないでしょうか。

捷運(MRT)は?

高鐡はワンコOKだということですが、では街中で走っている捷運はどうでしょうか。こちらもついでに調べてみました。

高雄捷運ホームページによると、ペットは持ち込みOKです。ただし、ペットの体の一部がケースから出ないようにすること、そしてそのケースは幅、高さ、奥行きの合計が220cm以内になるようにすることが条件になっています。ペットカートの場合は例外で、このサイズよりも大きくなってもいいということでした。

つまり、高雄捷運の場合は、特にキャリーケースに入れなくてもペットカートのままでも大丈夫ということになります。注意書きにも、ベビーカーや車椅子、自転車等と同じ扱いになっていました。ただ、ワンコの体が出てしまわないようにファスナー等はきっちり閉めておかなくてはいけません。なお、高雄捷運が経営している「高雄軽軌」についてもペット乗車に関する規定は同じでした。

ちなみに台北捷運は高雄捷運とは異なり、奥行き55cm、幅45cm、高さ40cm以内のケースに入れ、ペットの体の一部がケースから出ないようにすること、とありました。ペットカートの場合は、ペットが乗っているケース部分の大きさが上記のサイズに適していればいいそうですが、特に乗車中にキャリー部を分離させなければいけないというような記載はありませんでした。タイヤやタイヤなどを固定している棒などのサイズに規定はありません。衛生面では他に同じ。排泄物や液体が漏れることのないようにという注意書きがありました。

(参考:高雄捷運 metro Tipei)

まとめ

以上のことをまとめると次のようになります。

日本の新幹線

  • キャリーケースの大きさは幅、高さ、奥行きの合計が90cm程度。
  • スリングやバッグは体の一部が出ていなくてもNG。
  • キャリーケースとワンコ合わせて10キログラム以内。料金は280円。
  • ケース部が取り外せないペットカートの場合は別にキャリーを準備すること。
  • ケースを取り外したカートのサイズは縦、横、長さの合計が250cmを超えないこと。

台湾の新幹線

  • キャリーケースの大きさは幅45cm、高さ38cm、奥行き55cm以内。
  • ペットカートの場合はペットを座席前方におけるように別にキャリーを準備すること。
  • 1人につき1つまで。

台湾高雄の捷運および軽軌

  • ケースの幅、高さ、奥行きの合計が220cm以内であること。
  • ペットカート可。サイズ規定なし。

台湾台北捷運

  • キャリーケースの大きさは幅45cm、高さ40cm、奥行き55cm以内。
  • ペットカート可。ただしケース部は上記のサイズ以内とする。
  • 1人につき1つまで。

 

以上、日本と台湾の新幹線および捷運のペット乗車についてまとめてみました。日本と台湾の新幹線の規定はどちらも厳しいですが、台湾の捷運は思ったよりペットに寛大だと思いました。駅で止められることのないように、ペットとの旅行の前にはもう一度各交通機関のホームページなどで確認してくださいね。

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