台湾から日本へ一時帰国。陰性証明は?二重国籍の場合の名前は?などの体験談です。

中学生の娘の学校も夏休みに入り、7月2日から23日までの間、日本に一時帰国します。

日本入国にはいろいろと準備しないといけないことが多く、実際に入国するまでは「大丈夫だろうか」と不安がいっぱいでした。

今回の記事では、私が実際に日本に帰国するときにやったPCRなどの準備や病院の情報、二重国籍の場合の名前問題などをまとめました。記事を読んでくれた方の不安が少しでも解消されることを願っています。

目次

チケットを取る

私が今回とったチケットは中華航空の台北(桃園)から福岡までの往復チケットです。

私は高雄市に住んで要るのですが、今はまだ高雄国際空港が国際便を受け入れていないため、台北まで新幹線で移動しての帰国となりました。

チケットは台湾人の主人がいつもの旅行会社でとってくれたのですが、私は日本語名、二重国籍の娘は中国語名で取りました。娘は台湾では父親である主人の性を名乗っていますが、日本のパスポートは私の日本の性を名乗っていますので、それぞれ氏名が異なります。

例)台湾パスポート→李花子(LI HUA-ZI)

  日本パスポート→山田花子(YAMADA HANAKO)

いつもはチェックインの時にカウンターで台湾と日本のパスポートを提示して問題なく搭乗できるのですが、帰国日が近づくにつれ、「日本入国には日本のパスポートを使うし、陰性証明も日本の名前なのだから、チケットは日本語の名前でとるべきだったのでは」と不安になり、帰国1週間前になって、娘のチケットの名前を日本語名に変更できないかと旅行会社に問い合わせてみました。

すると旅行会社の方は、「二重国籍ならカウンターで両方のパスポートを見せればOK。この時期に何人も二重国籍の人がそうやって日本に入国してるので変更しなくても大丈夫」とのこと。

実際、空港のカウンターでも何も問題なかったです!よかった🎵

新しいパスポートは日本語名と外国語名を記載することができるそうなので、次回の帰国の時はこのような心配はなくなると思います。

二重国籍の娘の場合
チケット→中国語名の英語表記
台湾出国→台湾のパスポート使用
日本入国 →日本のパスポート使用

PCR検査

72時間前のPCR検査ですが、私は民生醫院を予約しました。7月2日のフライトなので、6月30日の夕方に受けました。

民生醫院のPCRについてのページはこちらから。

https://kmsh.kcg.gov.tw/Content_List.aspx?n=3E12E01578E14FE1

高雄には渡航用のPCR検査をしてくれる病院がいくつかありますが、民生醫院は車の駐車もとても便利だし、何より娘の学校が終わる夕方の時間でも検査してもらえるのでここに決めました。

(実際には学校がオンラインに切り替わり30日はお休みになったのですが、予約の時点では3時下校の予定でしたので4時半で予約しました。)

PCRの予約は健保卡を使って行うため、娘の名前は中国語です。

ここでも心配性の私は「陰性証明は日本語の名前でもらいたいのに、予約の名前は中国語でもいいんだろうか」などとドキドキしていましたが、実際にPCR検査場に行って両国のパスポートを提示したら問題ありませんでした!

検査にはパスポートのコピーが必要だったのですが、娘は台湾と日本のパスポートのコピー、それから身分証の代わりに健保卡のコピーも提出しました。

私は日本のパスポートのコピーと居留証のコピーを提出しました。

用意したもの
両国パスポートと身分証の原本とコピー
PCR申請表
飛行機の電子チケットのコピー
日本の陰性証明フォーマット

PCR申請表は家でプリントアウトして持って行きましたが、その名前のところは普通に漢字の名前を記入して大丈夫でした。娘も予約した名前を記入するように言われたので中国語名で書いて提出しました。

受付の方に、日本入国のためにPCRを受けると伝えると、「日本入国には日本政府規定の陰性証明フォーマットが必要ですが、持ってきていますか」と確認してくれました。慣れている感があって安心しました!

こちらで用意した日本の陰性証明フォーマットの名前の部分は自分で記入するように言われたので、日本のパスポートの通りに日本語名を英語で記入しました。ここは絶対にミスできないので、自分で記入できたのはよかったです。

※PCR申請書と委託書(結果を代理人が受け取る場合に必要)は上記のリンクからダウンロードすることができます。

二重国籍の娘の場合
予約→中国語名
申請書→中国語名
日本の陰性証明フォーマット→日本語名(英語表記)

 

結果受け取り

次は結果の受け取りについてです。

私たちは7月1日の夕方4時45分にPCRを受け、7月2日の夕方4時半ごろ受け取りに行ってきました。

民生醫院では、夕方4時半以降に受けたPCRの結果は、翌日の午後3時半以降に受け取ることができます。

病院内の受付で領収書とパスポートを提示して、日本のフォーマットの陰性証明書と、病院が発行してくれた陰性証明書を受け取りました。

感動したのは、病院が発行してくれた娘の陰性証明の名前の部分に、中国語名と日本語名の英語読みの両方が書かれていたこと!

中国語名が李花子、日本語名が山田花子だとすると、「李花子 YAMADA HANAKO」というふうに記載されていました!これだと中国語と日本語の両方の名前が表記されているので、何かあった時には補助的な資料として役に立つと思いました。

※代理人による陰性証明の受け取りには「委託書」が必要になりますので、本人が受け取りに行けない場合は、PCRを受けた場所で委託書をもらっておくか、上記のリンクからダウンロードしてプリントアウトして持っていきましょう。

二重国籍の娘の場合
日本の陰性証明フォーマット→日本語名の英語表記
台湾の陰性証明→中国語名と日本語名の英語表記
 

MySOS

陰性証明を無事に受け取った後、さっそくMySOSアプリに登録していきます。

娘は日本人として日本に入国するので、日本の名前とパスポートを登録しました。ワクチンは私は3回打ちましたが、娘は3回目が間に合わなかったので、2回しか打っていません。

娘のワクチン証明は「無」、私はデジタルのワクチンパスポートのスクリーンショットを登録しました。台湾からの入国にはワクチン証明は必要ありませんが、一応デジタルのワクチンパスポートを私も娘も用意しておきました。

陰性証明はなるべく影ができないようにスマホで撮影して登録しました。登録してから、私は30分以内に、娘は1時間以内にMySOSのアプリの画面が黄色→緑→青色と徐々に変化していき、フライトの14時間前に全ての手続きが完了しました。

※もしものために、QRコードのページのスクリーンショットを保存しておくと安心です。

空港のカウンターでは、MySOSのアプリの確認、日本のフォーマットの陰性証明、それから病院で発行された陰性証明の提示も求められました。

 まとめ

今回は二重国籍の娘の名前問題に重点をおいて手続きをまとめて見ました。

娘の名前が李花子(日本語名は山田花子)だとすると、こんな感じでした。

  • チケット→LI HUA-ZI
  • PCR予約→李花子 
  • PCR申請書→李花子
  • 日本の陰性証明フォーマット→YAMADA HANAKO
  • MySOS→YAMADA HANAKO
  • ワクチンパスポート→李花子 LI HUA-ZI ※実際には使用していない

これらの情報が、二重国籍を持つ方の参考になれば嬉しいです。

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