スマートフォンのカメラ機能は日々進化しています。
私はiPhone5からiPhoneを使い始め、iPhone6sプラスを2年間使ったあと、この度iPhone8プラスに買い換えました。iPhone6sプラス自体は使いやすくて不満も何もなかったのですが、私の不注意でアスファルトに何度も落としてしまい、ガラスの保護シートだけでなくスクリーンまで無数のヒビが入ってしまっていたのです。
さて、新しく手に入れたiPhone8プラスですが、iPhone6sプラスもiPhone8プラスも見た目はほとんど変わりません。大きさも同じなので違いがわからないくらいです。
でも!実際に使ってみて明らかな違いを感じたのはカメラ機能でした。
目次
iPhone8プラスのポートレート機能。
iPhoneは、iPhone7プラスとiPhone8プラス、そしてiPhone Xにポートレート機能がついています。ポートレートというのは、主に人物をとるときによく使われるもので、背景を程よくボカして人物をくっきりと映してくれる機能です。 iPhone6sプラスを使っていた時はカメラにポートレートの機能はなかったので、背景をボカしたかったら思いっきり被写体に近づくか、または潔くデジカメを使うかという選択でした。
では、iPhoneのポートレート機能があれば、デジカメはもう必要ないのでしょうか。
ポートレート機能はいい感じ。
iPhoneを手にして、ちょっとした写真ならデジカメを使わなくても手軽に撮れるようになりました。最近オリンパスのOM-D E-M5 Mark2(以下オリンパス)を手に入れたばかりの私に、ダンナさんは「iPhone8プラスがあるんだから、オリンパスは買う必要なかったんじゃない? (金の無駄遣いと言いたいらしい)」などと皮肉をいうくらいです。
これはiPhone8プラスのポートレート機能を使って撮影したかき氷です。
確かに、とてもよく背景がボケてくれて、かき氷がとても美味しそうに写っています。(自画自賛)
(関連記事: 高雄に来たら旗津へ行こう。食べ物編。 )
私のようなアマチュアがSNSでシェアしたり、ブログにちょこんと載せるくらいなら問題ない仕上がりではないでしょうか。
輪郭が消える?
人物撮影も、今までのiPhone6sプラスでは考えられないほど背景がボケていて、「iPhoneがあればオリンパスは要らなかったね」というダンナさんへも
「オリンパスはレンズ交換すれば望遠も撮れるけどiPhoneはないよ」
「オリンパスはボケ具合を調節できるけどiPhoneじゃあ調節出来ないよ」
などと思いつくままの苦し紛れの反論しか出来なかったのですが、iPhoneでとった写真を一枚ずつ見ていくと、なんと見逃すことのできない一枚を発見したのです。それがこれです。
旗津のかき氷や「太和元気」でサービスしてもらったドラゴンフルーツジュース。本当はこの写真も「高雄に来たら旗津へ行こう。食べ物編。」の記事で紹介するつもりだったのですが、決定的なミスによりボツになりました。
緑の丸で囲んだところをみてください。なんと、グラスの輪郭とストローの一部が消えてしまっています!少しボケているという程度のものではなく、完全に消えています!撮影した後、適当にしかチェックしていなかったのが悪いのですが、ただデジカメでこういう失敗をしたことがなかったので驚いてしまいました。 SNSに投稿しようと思っていた写真がこんな風になっていたらショックですよね。
まとめ
iPhoneは人物をとるのには向いているが・・・。
カメラのメカ的なことはあまり分かりませんし、ただの写真好きの私の見解なのですが・・・F値が小さすぎるのと被写体に近づきすぎたのが原因で被写体深度(ピントが合う奥行き)がかなり浅くなってしまったのではないかと思います。オリンパスなら、F値を大きくすることで防げたミスでも、F値を調節できないiPhoneには酷な条件だったのかもしれません。
写真が趣味ではないダンナさんは「絞り」だの「F値」だのは全く理解していませんが、被写体の一部が消えているこの写真にはショックを受けたようで、「オリンパスはボケ具合を調節できる」という利点については大いに納得したようです。
私もiPhone大好きですが、これ以上スマホのカメラが進化してしまうと、高価な一眼レフやミラーレスを持っている意味がなくなってしまいそうで怖いです(笑)。
iPhoneのポートレート機能は、名前の通り人物撮影に向いていますが、物体を撮影するときには注意が必要です。ちょっとした撮影にはとても便利なiPhoneですが、F値を設定して背景をボカしたい時はデジカメがまだまだ必要なようです。
それでもiPhoneで背景をボカしたいなら・・・。
デジカメを使うのが手っ取り早い方法ですが、それでもiPhoneで物をポートレート風に撮りたいなら
- 「離れてください」の警告が消えるまで被写体から離れる。被写体が小さい場合は、撮った後に被写体が大きくなるようにトリミングする。
- ポートレートは使わずに、普通の写真モードで被写体に近づいて撮る。背景がボケやすいように、被写体と背景の距離を十分に撮る。
この2つを試して見てください。これで被写体の一部が消えるという現象は起こらなくなると思います。
iPnone8プラスの「写真」モードで撮影。ポートレートは使っていません。パンに思いっきり寄ってピントを合わせ、後ろのビーグル犬モモをぼかしました。
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