18回目を迎える台湾の中秋節。今年も道ばたでバーベキュー!

リブと貝

18年前、当時はただのお友達だったダンナさんから「家族でバーベキューパーティーをするので、よかったら来ませんか。」とのお誘いを受けて参加した台湾式のバーベキューも、今年でなんと18回目を迎えました。

目次

中秋節

台湾では、旧暦の8月15日に「中秋節」を迎えます。2018年は9月24日(月曜日)が中秋節で、22日(土曜日)から24日(月曜日)まで3連休です。

中秋節が近づくと、日頃お世話になっている方々に贈り物を届けるようになります。「月餅」と呼ばれるお菓子や、「文旦」または「柚子」と呼ばれる果物を贈るのが伝統ですが、最近ではコーヒーやクッキーなどを贈るケースも増えてきています。

中秋節はバーベキュー

中秋節のメインイベントは、何と言ってもバーベキュー。9月になると、カルフールやコストコをはじめ、あらゆるお店でバーベキュー関連の商品が店頭に並びます。

旧暦の8月15日は満月。元々は家族が集まって満月を鑑賞するために外に出て食事をするというのがこの風習の始まりだと言われています。外でみんなが集まってやるものといえばバーベキュー。台湾の家は庭がないところがほとんどなので、その結果バーベキューは自宅前の道ばたで行うのが一般的となったそうです。

私のところも例外ではなく、自宅から数軒離れたところにあるダンナさんの実家の前の道ばたで毎年行います。今年も約50人のゲストが集まりました。

道ばたのBBQ

18年前はお客さんとして参加しましたが、結婚してからは私も主催者側。結婚して十数年経ちますが、毎年義母と分担してバーベキューの食材を準備しています。

義母は海鮮類を処理してくれるので、私は主に野菜のカットと肉の調理。特に何をどうしなければいけないという指示がなかったので、嫁に来て初めてのバーベキューの時に日本風にベーコンでえのきとアスパラを巻いたものを用意したら台湾の親戚たちやダンナさんのお友だちに大好評。それ以来、ベーコン巻きは毎年出しています。

食材

以前は牛肉と豚肉の薄切りにキムチを巻いたものも出していました。これもかなり好評で私自身も大好きだったのですが、コストコの大量の肉をキムチにひたすら巻きつける約2時間の作業がアラフォーの私には年々つらく感じ、ここ数年はテーブルにキムチを置いてセルフで巻いてもらっています。

巻く作業は大変なのですが、何の味付けも必要なく、ただキムチを巻いて焼くだけでとても美味しいのでバーベキューにオススメしたい一品です。

台湾のバーベキュー

台湾のバーベキューではどんなものを焼くのかというと・・・

厚切り肉 リブと貝

肉を焼くのは日本と同じですが、台湾ならではのものも。

こちらは「黒輪」と呼ばれる練り物。台湾語で「オレン」と発音するのですが、これは日本語の「おでん」から来たと言われています。台湾の方はこれが大好きです。これに台湾のBBQソースを塗りながら焼いて食べます。

夜市でもバーベキューの屋台には必ずある一品ですが、屋台のオレンはまん丸で薄いものが多いです。

オレン

そしてこれはマコモダケ。私は日本ではいただいたことがなく、てっきり台湾にしかないものだと思っていました。そのまま網で焼いて、黒くなった皮を適当に剥いていただきます。特に何も味付けはしていないのですが、肉ばっかり食べて飽きた頃にこれをいただくと、程よいかたさとさっぱりした味がちょうどよく感じられるんです。

マコモダケ

それから魚料理の多い旗津に欠かせないもの。魚の塩焼きです。30cmくらいの魚の丸焼きを皆で箸でつついていただきます。毎年3匹準備しますが、焼けるとすぐになくなってしまう人気メニューです。味付けは塩のみ。魚は朝、市場で仕入れます。

魚

こちらのエビは炭で焼いたわけではありませんが、毎年の中秋節に集まってくれる親戚の為に義母が毎年振る舞うエビのガーリック炒め。これがまたピリ辛で美味しい!義母は台所で炒めてテーブルに運んでいますが、炭でホイル焼きにしても美味しそうです。

エビの炒め物

2019年の中秋節は

カレンダーのよると、来年の中秋節は2019年9月13日(金曜日)。ということは来年も3連休ですね。台湾にお友達がいる方は、中秋節に合わせて台湾旅行を計画してみてはいかがですか。台湾の道ばたバーベキューに参加できるかもしれませんよ。

毎年中秋節の時期は、いろんなお店がお休みになったり通常よりも早く閉店してしまう事があるので、連休中に行きたいお店がある場合は早めに確認をとっておくことを忘れないでください!

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