夜市だけじゃない!台湾は朝市もおもしろい。

朝市の写真

台湾と言えば夜市。台湾に来たことのある方なら、観光客向けにしろローカルなものにしろ、一度は訪れたことがあると思います。

ぎっしりと並ぶスタンドでは、麺や唐揚げ、フルーツジュースと言った飲食物だけでなく、服やバッグ、靴屋アクセサリーといった小物から、鍋やフライパン、モップやたわしといった生活用品なども売られていて、ただ歩いてみているだけでも面白いですよね。

台湾は夜市が有名ですが、朝市には行ったことがありますか

目次

台湾の朝市に行ってみる

割と大きな夜市だと、ガイドブックに載っていないようなローカルなところでさえ観光客の姿がみられますが、朝市は観光客の姿はほとんど見られません。

それもそのはず、夜市はちょこっとつまめるサイズの小さな碗に入った麺や揚げ物を食べながら観光を楽しむことができますが、朝市は近隣住人がその日に使うであろう食材を主に買うところ。生活に必要な食材を買い求めてやってくる人々の集まることですので、観光客が買える一口サイズのものはほとんどありません。ですから、朝市に観光客がいないのも納得なのですが、それでも機会があればのぞいてみてほしいなと思います。

先日、義母と朝市に行ってきましたので、その時の写真をご紹介したいと思います。

ローカル朝市「瑞興市場」(肉豆公市場)

今回行って来たのは、家から車で20分くらい行ったところにある高雄市内の朝市です。家の近くの朝市よりも規模が大きく、また、ここでしか手に入らないものもあるので、たまに義母の運転手として付いてきます。

※ iPhoneでの撮影です。

朝市で売られる果物

「マルシェ」という市場を表すフランス語がありますが、台湾の朝市は「マルシェ」という言葉が似合いません(笑)。まさに地元住人が集まる活気のある「市場」という感じです。

台湾の人は市場の中でもオートバイで移動するため、道はとても混雑しています。車で市場に入り込んでしまうと大変な目に遭ってしまうので、車両禁止ではないですが車は離れたところに止めた方がいいと思います。
朝市 バイク

 

 

 

 

 

 

 

 

台湾っぽい食べ物を売っているところには人が集まります。ここは酢の物や春巻きといったお惣菜が並んでいるお店。みなさん、今夜のおかずを買っているのでしょうか。

朝市の惣菜売り場で買い物をする人々

 

こちらは揚げ物のお店です。ししゃもの天ぷらや肉団子が並んでいました。これだと夜市みたいに少量から購入して、その場でいただけそうですね。

市場で売っているものには値札がついていないものが多いので、初めて行く市場ではものを購入するたびに値段を聞かなければいけません。中国語の勉強には朝市はいいかもしれませんね(笑)。

総菜屋 写真

 

魚たちが道に!

朝市で売られている魚の写真

朝市では果物や惣菜の他に、魚介類もたくさん売られています。

こちらなんか、魚が道端に積み上げられています。一応下には氷が敷いてあるのですが、魚があまりにも大量すぎて、全然氷が足りていません(笑)。衛生的にどうなのかと心配になるところですが・・・。それにしてもすごい量。

朝市で売られている魚の写真

 

いつも人だかりの肉屋「秋吉」

家の近くにも朝市はあるのですが、わざわざ車でここまでくる理由。それはこの店がお目当。

ここは朝市にある炭焼き豚肉専門店「秋吉」。このお店の特徴は、炭焼きにした豚肉の各部位を甘い醤油ダレに漬け込んで販売していること。大人気のお店で、いつ行っても人が群がっています。

朝市の肉屋

 

お品書きも風情があります。「猪」と書いてありますが、これはいわゆるイノシシではなく、中国語で「豚」という意味です。

お肉屋さんのお品書き

豚舌やハツの他に豚足や豚耳もありましたが、この店の一番人気はリブステーキ。義母のお目当もリブです。炭焼きにしたリブをその場で醤油で煮込みます。おそらく前もって漬け込んであると思うのですが、さらに10分くらい煮立たせて温めてから10枚ほど店頭に並べます。

みなさんリブがおめあてらしく、店主が並べた途端、四方から手が伸びてあっという間になくなってしまいます。10枚がなくなったら10分後に次の10枚、という形で売られます。

リブを数枚買うときは、先に注文しないといけません。そして約10分後に取りに来るかたちになります。でないと、店頭に並べられたリブを複数取ることは不可能に近いです。また、旧正月シーズンはあらがじめ予約をし、冷凍されたリブを購入という形になります。もちろん義母も、旧正月の料理用にとさらに冷凍リブを3つ予約しました。

朝市で売られているリブステーキの写真

 

今回購入したもの

リブステーキを3枚購入しましたが、そのうちの1枚です。店の人が半分に切ってくれました。約340gのこのリブ。お値段なんと200元(約800円 / 2018年1月のレート)。リブがこんなに安く手に入るのも朝イチだからこそです。レストランで注文したら倍の価格、いやそれ以上はするでしょう。

皿の上のリブステーキ写真

 

それから苺。福岡県のあまおうと同じくらい・・・とはいきませんが、結構大粒の苺を2パック。こちらでは練乳ではなくシュガーパウダーでいただくのが一般的。市場で買うとシュガーパウダーもちゃんとつけてくれます。少し酸味がありましたが、付属のシュガーパウダーで美味しくいただきました。

朝市で購入した苺の写真

 

最後に甘栗。これはダンナさんの大好物です。

甘栗を買うと、甘栗カッターのようなものが付いてきます。写真に写っているピンクのものがそうなのですが、裏返すとギザギザが付いていて、それを栗に押し付けながら1周し、あとは指で栗をぎゅっと挟んで圧力をかけると、ギザギザが付いた箇所で皮が上下にパカっと分かれて、まるで蓋が開いたようになる仕組み。あとは栗をひっくり返して中身を出してもいいし、このピンクのものをスプーンとして使って取り出して食べてもいいです。

朝市で購入した甘栗の写真

 

最後にグーグルマップで確認

いかがですか?台湾の朝市に興味を持っていただけましたか?

同じ市場でも、朝市と夜市の雰囲気はまるで違います。市場によって売っているものの種類や数が違うと思いますが、宿泊先の近くに朝市があれば是非カメラを持って出かけてみてください!夜市とは違う活気のある市場を楽しめますよ。

ちなみに高雄中心部に近いところで有名どころは青年路と仁愛路にある「国民市場」です。日本人が多く住む中心部なので、日本の調味料などを置いているお店もあります。観光で来た方には魅力的ではありませんが、日本のものがデパートよりも安く手に入るので、高雄市に住む日本の奥様方にとってはありがたいお店なのです。

国民市場

今回私が行った朝市は「高雄市瑞興市場」。「肉豆公市場」の隣にあるので、地元の方には瑞興市場と合わせて「肉豆公市場」と呼ばれることが多いです。規模は「国民市場」よりも大きいです。

高雄中心地からは遠いので観光向けではありませんが、観光客の全くいない地元の市場を体験するのにはいいと思います。最寄駅は軽軌(LRT)というライトレールの籬仔内で、そこから約1.4kmです。

かなり広範囲で開かれている朝市で、屋外と屋内にお店が並びます。グーグルマップ内のピンは屋内の市場ですが、その周り一帯が市場となります。

月曜日と金曜日は一応休みとなっていますが、実際に行ってみると結構やっているお店も多いです。心配な方は月曜日と金曜日は外したほうがいいかもしれませんね。

オートバイには気をつけて!

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