前回の記事の続きなのですが、高雄市から車で2時間かけて台湾中部の彰化縣にある観光名所「鹿港」へ行き、その後さらに車で30分、台中市の「高美湿地」に行ってきました。
高雄市からの日帰りドライブ旅行には「鹿港・高美湿地」をセットにしたルートがオススメですが、もし高鐡や台鐡を利用して行く場合は、記事最後の「高美湿地までの行き方」を参考にしてくださいね。
[blogcard url=”https://mikisen-dogcamera.com/2018/10/22/lukang/”]今回のカメラ:iPhone 8 plus
目次
高美湿地
高美湿地は台湾中部の代表的な観光スポットです。
元々は海水浴場だったのですが、戦後に築かれた砂堤防の砂礫が堆積し、現在の湿地帯となりました。白い雲や夕日が映り込む高美湿地は、まるでボリビアの絶景スポット「ウユニ塩湖」のように美しく、いつしか高美湿地は「台湾のウユニ塩湖」と呼ばれるようになりました。
駐車場からはシャトルバスで
私たちは高雄から車で行きましたので、桟橋からはちょっと離れた第2駐車場に車を止めました。靴をマリンシューズに履き替え、シャトルバスで高美湿地へ。駐車場は1回50元。駐車場から湿地までのシャトルバスは無料です。ちなみにシャトルバスは中国語で「接駁車」と言います。
第2駐車場はとても広くてきちんと整備されています。トイレもとてもきれいです。湿地にもトイレはありますが、きれいとは言いがたく、しかも結構並ばないといけないので、シャトルバスに乗る前にトイレに行っておくことをオススメします。
シャトルバスは結構大きく、立ち乗りも含めて一度に結構な人数の人が乗車できます。立ち乗りでよければすぐにでも乗れたのですが、今回はビーグル犬モモが一緒だったため、次のシャトルバスを待つことにしました。バスの待ち時間はほんの10分程度。すぐに次のバスが来ました。
ワンコは抱っこすれば乗車OK。キャリーは必要ありません。
シャトルバスに乗ること約10分。高美湿地の入り口に到着しました。入り口付近にも駐車場がありましたが、かなり混雑しているようでした。第2駐車場に止めて正解だったなと思います。
桟橋を歩いて湿地へ
湿地へは桟橋を15分ほど歩いて行きます。海風がかなり強く、帽子やサンダルを飛ばされているのを何度か目の当たりにしました。前に進むほど風は強くなり、まるで台風の中を歩いているようでした。小さなお子さんは手を離さないように気をつけてくださいね。落ちても怪我はしないと思いますが、高額な罰金が待っていますので。
くれぐれも桟橋から降りないように気をつけてください。湿地に降りられる場所は決まっていて、この桟橋が終わるところでやっと進入解禁です。物を落としてしまっても勝手に降りて自分で拾ったりせず、係りの方を呼んで拾ってもらってください。
15分ほど歩いて、やっと桟橋の終点、進入OK区域にたどり着きました。私たちが湿地に着いたのは4時ごろでしたが、どこを見渡しても人がいっぱいいました。ダンナさんはモモを連れて湿地を散歩、子供たちは湿地で泥遊び。私は子供たちやモモをスマホで撮影、みんながそれぞれ好きなことをして楽しんでいました。
日の入り時刻を確認してから行くのがベター
湿地で遊ぶこと約40分。陽もだいふ落ちてきて、風も冷たくなり、台湾といえどさすがに寒くなって来ました。日中は半袖でも暑いくらいですが、夜はやはり冷えます。厚めのパーカーを着てくればよかったと少し後悔。
モモも寒さからか震えてきたので日没を待たずに早々に引き上げることにしました。スマホによると、この日の日没は5時28分。夕日もゆっくり見たかったのですが、私たちは4時45分ごろに退散。
桟橋は夕日を見ようと湿地に向かう人で溢れかえっていました。湿地に向かう人の流れに逆らうようにして、強風の中を一生懸命に進み、5時ごろ桟橋の入り口へ戻って来ました。
行列は駐車場へ向かうシャトルバス
駐車場に戻るシャトルバスのバス停には長蛇の列ができていました。小腹が空いたので、バスを待っている間に、入り口付近に並んだお店でイカ団子を買って食べました。
イカ団子の写真を撮って、イカ団子を1つずつ食べていると、いつの間にか乗車の順番が回って来ていました。長蛇の列だからと油断してゆっくり食べていたのですが、最後の1つを慌てて口に押し込み、モモを抱っこしてシャトルバスに乗り込みました。こんなに長い列でも、待ち時間は10分くらいでしたよ。
第2駐車場到着がだいたい5時半。日没とちょうど同じような時刻でした。ここからノンストップで高雄市の家を目指し、お友達を送って、自宅に着いたのが8時半ごろでした。朝8時ごろ出発したので、約12時間の旅ということになります。
モモもかなり疲れたようで、車の中では子供たちと一緒にいびきをかいて寝ていました。鹿港も高美湿地も、子供やワンコと旅をするのにオススメの場所です。高雄市在住で車の運転ができる方は、ぜひセットで行ってみてください!
高美湿地までの行き方
高鐡台中站からバス行く
高鐡の台中駅の中を「往台鐡車站」(TRA)の案内に従って歩き、「新烏日台鐡站」に着いたら駅を出てバス乗り場に向かいます。そこから655番のバスに乗り、次の「高美湿地遊客中心」で下車。乗車時間は約50分です。
注意:
①土日祝日のみの運行です。
②行きも帰りも同じバス停なので、高美湿地に行くバスか高美湿地から帰って着たバスなのかを確認する必要があります。
③1日に8本しか出ていませんので発車時刻を確認してください。
④バス下車から桟橋まで徒歩で20分ほどかかります。
⑤土日祝日はUbikeレンタル場所付近から無料のシャトルバスが出ています。
高鐡台中站から電車とバスで行く ★イチオシ!
台鐡の台中駅の中を「往台鐡車站」(TRA)の案内に従って歩き、「新烏日台鐡站」に行きます。そこから電車で「清水火車站」まで行き、そこから以下の番号のバスに乗り、「高美湿地」で下車。乗車時間は約20分です。バス乗り場は、駅を出てまっすぐ行ったところにあるファミリーマートの前にあります。
111、178、179、688
注意:
①688は土日祝日のみの運行です。
②178,179に乗れば、桟橋のすぐ近くまで行けます。
台中車站からバスで行く
6番出口を出て黄色い看板の「月台B往台灣大道公車309、310號」という案内に従って進みます。ちなみに「月台」はプラットホームという意味です。細いエスカレーターを降りて行くとバス乗り場に出ます。ここから309番のバスに乗り、「高美湿地(三順路)」で下車。台中車站からはバスで約80分ほどかかります。
注意:①バスを降りてから桟橋まで徒歩で約20分かかります。
②土日祝日はUbikeのレンタル場所付近から無料のシャトルバスが出ています。
タクシーなどを利用する
高美湿地までのアクセスはあまり良くなく、バスの待ち時間などを考えると、高鐡台中站からタクシーで行った方がいいかもしれませんね。タクシーだと、片道で1000元くらいだそうです。往復で2000元ほどになってしまいますが、数人でシェアするとそんなに高くありません。
タクシーの他にも、日本語ガイドの現地ツアーなどもあるようなので、バスの待ち時間が惜しいという方はそのようなサービスを利用してみるのもいいと思います。
コメントを残す