旧暦の5月5日は端午節。
2021年の端午節は6月14日月曜日で、12日土曜日から3連休でした!せっかくの3連休なのにコロナの影響で外出もできず・・・。
お出かけはできませんでしたが、端午節のファミリーイベントはちゃんと行いましたよ。そのファミリーイベントとは・・・
「立蛋」✨
「立蛋」とは「卵を立てる」という意味です。
台湾では、端午節の正午に生卵が立つと、1年間幸運に恵まれると言われています。中国でもそうなのかな?
ゆで卵だったらコロンブスみたいに卵の底を潰して立てたりできるのですが、この「立蛋」に使うのは生卵・・・。ズルはできません。
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台湾人のダンナは30年以上もやっていることなので、割と簡単に立てることができましたが、私と娘のココは1つも立ちませんでした・・・。
端午節にやること
ちなみに台湾の端午節にやることといえば以下の通り
①戸口に魔除けの花を飾る
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台湾では端午節の数日前から市場などで花のセット(榕樹枝、艾草、雞冠花または仙丹花、菖蒲)が売られます。
艾草(よもぎ)は台湾でも薬草として使われます。そのため、艾草を家の外に飾ることによって、そこに住む人を病気から守ってくれると言われています。雞冠花、榕樹枝も同じような理由から一緒に飾られます。
ちなみに写真の赤い花を「雞冠花(ケイトウ)」というのですが、鶏の鶏冠(トサカ)に似ているから「鶏冠花」というんだそうです。調べてみると、日本では「ケイトウ」と呼ばれますが、漢字でかくと「鶏頭」なんだそうです。勉強になりました。
②龍舟 (ドラゴンボート)大会
端午節は英語で”the Dragon Boat Festival” と言われるように、この日にはドラゴンの形をしたボートのレースが各地で行われます。
高雄市では愛河で行われ、毎年2500名以上の選手が参加し、15万人の見物客がレースを見に集まります。レースの模様は毎年テレビでも放送されますが、今年はコロナで中止になりました。
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③正午に生卵を立てる
端午節に生卵を立てると1年間幸運に恵まれるとあって、インスタグラムで「立蛋」のタグを検索すると、その様子を写した写真がたくさん出てきます。
「端午節の正午は一年の中で一番卵が立ちやすい」というのには実は科学的根拠があるんです。端午節の正午は北半球に直角(つまり真上)に太陽が昇り、太陽からの引力による影響で卵がいつもよりも立ちやすいんだそうです。
日本と台湾は1時間の時差があります。日本にお住まいの方も、農歴の5月5日の日本時間午前11時ごろ、生卵を立ててみてはいかがですか。
④ちまきを食べる
端午節にはちまきは欠かせません!端午節の1週間くらい前から、親戚や近所の方たちがちまきをお互いに配りあいます。
私の義母も昔は自分で作っていましたが、最近は親戚が作ってくれたのをいただいています。
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この時期になると、有名なちまき屋さんは朝から行列ができます。今は自分で作る人が減っていて、お店で直接購入する人が増えています。
ちまきはとても美味しくて、ついつい2個目を食べたくなってしまいますが、ちまき1つはなんと600kcal。2つも食べると1200kcalになってしまいます。できれば1日1つにとどめておきたいですね。
北部のちまきと南部のちまきは別物?
実はちまきといっても、北部のちまきと南部のちまきでは、具材や作り方が微妙に異なります。
北部では豚肉やタケノコ、味付け卵、ホタテなどが中心で、南部では豚肉、卵黄、桜エビが中心です。北部のちまきの方が具材が多い印象で、南部のちまきはシンプル。
調理法も違っていて、北部ではもち米と具を同時に炒めてから葉で包み、それを蒸します。
一方、南部では具だけを最初に炒め、生のもち米と炒めた具を葉で包んでから茹でるんだそうです。
調理法も違っていて、北部ではもち米と具を同時に炒めてから葉で包み、それを蒸します。一方、南部では具だけを最初に炒め、生のもち米と炒めた具を葉で包んでから茹でるんだそうです。厳密に言うと、使われている葉の種類も違うそうですよ。
北部のちまきも南部のちまきも食べたことのある人がいうには、北部のちまきは米一粒一粒を感じられるほど噛みごたえがあり、南部のちまきはお米どうしがくっついていてお餅のような食感。
私は高雄に住んでいますので南部のちまきはよく食べますが、確かにお米どうしはくっついていて、一粒一粒を分けることはできません。餅になる一歩手前という感じです。
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