台湾の語学学校では「實用視聽華語」と「當代中文課程」というテキストがよく使われています。
どちらのテキストも解説は英語のみなのですが、上記の2つのテキストの本文と新出単語に日本語訳をつけてくださっている素晴らしいサイトを最近見つけました!
その名は「ちょっと台湾で中国語勉強したくなった」
私が使っているのは「當代中文課程」なので、そちらを例にとりながら紹介していきたいと思います。
「ちょっと台湾で中国語勉強したくなった」について
このブログは台湾留学の経験を活かし、これから台湾へ留学したい人や既に留学している人へのアドバイスが出来たらいいなと思って始めたブログです。 新版實用視聽華語(実用視聴華語)や當代中文課程の翻訳解説や、TOCFL(華語文能力測驗)、HSK(漢語水平考試)などの過去問題模擬試験の翻訳や解答を掲載しています。日本語訳は全てブログ作者独自のものです(理解を手助けする為に直訳多め)。
※サイト「ちょっと台湾で中国語勉強したくなった」より引用
このサイトでは、台湾でよく使用される「實用視聽華語」「當代中文」のテキストだけでなく、TOCFL、HSKなどの試験問題も見ることができ、またその聴解問題の音声も聞くことができます。
ここが素晴らしい!
このサイトの素晴らしいところは、ただ日本語訳だけを載せているのではなく、本文と新出単語の音声を聞くことができ、さらにピンインや注音表記の有無、日本語訳表記の有無などを選べ、目的によって本文の表記方法を変えることができるところです。
初級者は日本語訳があったほうがわかりやすいと思いますが、レベルが上がり日本語がなくても理解できるようになれば日本語訳を外すこともできます。
漢字表記を消してピンインだけの表示もできるので、文字(漢字)に頼らない学習をしたい人にも役に立つと思います。
ピンインと注音を切り替えることもできるので、どちらかしか読めないという人も大丈夫です。
また、繁体字を簡体字に変換させる事もできます。中国語を簡体字で勉強した人にとっては繁体字は難しいかもしれません。台湾のテキストの本文の中に読めない繁体字がある時は、一旦本文を簡体字に変換してチェックすることもできます。
連載は本文と単語のみで、文法やその他の練習はありません。文法については次の章をご覧ください。

※ぜひお礼の寄付を。
私は自分の復習用に、「當代中文4」をプリントアウトして使用させていただいています。
少しばかりではありますが、感謝の気持ちを込めてAmazonギフト券を送らせていただきました。
Amazonギフト券は15円から可能だそうなので、管理者様のサイトの右の「寄付のお願い」の欄からぜひお礼の寄付をお願いします!
「當代中文」の副教材について
音源を無料でダウンロードできる
私が使っている「當代中文」は、国立台湾師範大学出版のテキストで、1から6まで全6冊あります。テキストと別冊練習問題とがセットになっており、音源はサイトからダウンロードできます。(※テキストを購入しなくても無料でダウンロードできます)
音声は本文、単語以外に、文法の例文も読み上げられます。
●こちらのページからダウンロードできます
ちなみに、スマホにダウンロードする場合は、別にファイル解凍アプリが必要になります。RARファイルはそのままでは再生することができません。
私は” Easy Zip “という無料アプリを使って再生しています。RARが解凍できるアプリならなんでもいいと思います。
6冊分の文法が1冊になった「 當代中文語法點全集」
独学で「當代中文課程」を使おうとしている方にオススメなのが、6冊の文法と例文が一冊になった「 當代中文語法點全集」。もちろん独学でなくても持っておくと便利だと思います。
台湾の大きな書店、または博客來などのオンラインブックストアで買うことができます。日本のAmazonにも売っていましたので、興味のある方は覗いてみてください。

當代中文語法點全集 台湾版
An A to Z Grammar for Chinese Language Learners
この本は、文法説明も例文訳も英語なのですが、1つの文法(構文)に掲載されている例文が多いので,日本語訳がなくても割と理解しやすいのではないでしょうか。
また6冊分の文法がすぐ調べられるので、「前に勉強したけど何冊目のテキストだったかな」という時にとても便利です。
例文もテキストに載っているものと同じですので、テキストを持っている人にも持っていない人にも役に立つと思います。
文法連載はピン音のアルファベット順になっています。巻末で英語からも逆引きできます。たとえば 英語のEから “every and every” を引けば、「每」(měi)が出てきますが、使い勝手は悪そうです。

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