台南市の新化区にある「新化老街」に行ってきました。(2021.1.12動画公開)
今回の旅では、大将時代に作られたバロック様式の建物、剣道や柔道の稽古場だった武徳殿、抗日英雄の蘇有志の祖先が祀られている蘇家祀古厝をまわります。
バロック建築の通りでの昼ごはん、そして散策途中のドリンクのお店は動画内で紹介していますので、そちらもぜひご覧くださいね。
目次
バロック建築の建物が並ぶ通り
新化老街は1920年代に造られた繁華街で、当時の流行だったバロック様式を模した建造物が並んでいます。
1921年に布商人の林茂己氏が三千圓をかけてこの通りに初のバロック様式の家を建てたのを始め、周囲の商人たちも次々と華やかなバロック様式の家を競うように建てていきました。
その後は、日本政府による街づくりとして、1935年には通り全体がバロック様式のスタイルに統一されました。
ところで当時の三千圓という金額はどのくらいの価値があったのでしょうか。
調べてみますと、当時(大正時代)の大卒サラリーマンの初任給は約50圓だったそうです。もちろんこれは日本での話で、台湾では公務員(台湾籍の小学校教員)の初任給が20圓だったという記録が残っています。
よく見ると建物の上の部分に「林」や「楊」という文字が彫刻されていて、それを見れば建物の持ち主が分かるようになっています。それぞれの家の個性も出ていて、実に興味深いですね。
1階部分は懐かしい感じのするお店が並んでいて、私たちもその中の1つに入り、ランチをいただきました!このお店はワンコ同伴OKです🐾(おそらく台湾のお店はほとんどワンコOK)
ちょっと味付けは濃いめでしたが、美味しくいただきました。他のメニューや価格などは動画内で紹介しています。
まだの残っている日本家屋
さて、バロック様式が並ぶ通りから少し歩くと、日本様式の建造物をいくつか見ることができます。
下の写真は「武德殿」。1925年から1928年に建てられた、剣道と柔道の稽古場です。中に入って見学することができます。
近くには古い日本家屋をリノベーションしたドリンクのお店もあり、散策の合間に一息入れるのもおすすめです。かわいい猫ちゃんもいましたよ🐾(モモと猫ちゃんの絡みは動画で見てね)
蘇家祀古厝
バロック様式の建築街から少し奥に歩いていくと「蘇家祀古厝」があります。動画のサムネになっている、歴史を感じさせる素敵な建物です。
抗日の英雄である蘇有志の先祖を祀ってある「蘇家祀古厝」で、1842年に建てられました。蘇家は裕福な家庭であったために、梁には高級な福杉が使われています。180年も前の建物ですが、中に入れば蘇家が裕福だったことが感じられると思います。
今回行ったところ
今回の旅で回ったところです。
・大目降古厝小卷米粉(ピンを打つのを忘れました。新化老街のピンの目の前にあります)
・武徳殿
・真心乳液飲品
・蘇家古厝
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