洋書を楽しく読みながら英語力をつける「多読」。
総語数100万語を超える頃には、英語脳が十分に鍛えられ、英語の小説や雑誌(専門的なものは除く)がスラスラと読めるようになると言われています。
多読初心者は、英語圏の子供が読むような絵本から始め、徐々にレベルアップしながら100万語を目指していくのですが、
そもそも100万語なんて、どうやって記録していけばいいのでしょうか。
そこでオススメしたいのが「多読王国」という無料サイト。
私も、小学生の娘も、2014年から「多読王国」サイトで多読の記録をつけています。
目次
無料サイト「多読王国」
「多読王国」とは、読んだ本のタイトルや総語数、レビューなどが簡単に記録できる無料サイト。
アマゾンで売られている本なら、簡単に記録できるので、とても便利です。これまで読んできた洋書の総語数が分かるとモチベーションも上がって洋書を読むのがますます楽しくなります。
まずは「多読王国」で検索してみてください。
多読王国でできること
多読王国に登録すると具体的にどんなことができるようになるのでしょうか。
1・読んだ本を登録できる
メールアドレスで会員になると、「マイページ」が開けるようになり、読んだ本を本棚のように並べることができるようになります。
本の登録の仕方を、娘のマイページを使って説明しますね。
「マイページ」の右上に、読んだ洋書のタイトルを入れて検索します。
アマゾンで売られている本であれば、検索結果がずらりと表示されますので、その中から読んだ本を選んでクリックします。
見つからない場合は、検索条件を” amazon.com “にしたり、” foreign books” にしたりすると見つかる場合があります。
(最近、表示されるはずの検索結果に「見つかりませんでした」が表示されるエラー?が多いですが、根気よく何回も試すと正常に表示されます)
本をクリックすると、本の情報を書き込む欄が出てきますので、本の表紙の下にある「読んだ本に登録」をクリックして登録しましょう。
下の画像は登録済みの本のスクリーンショットなので、ここでは「再読本」となっていますが、通常は「読んだ本に登録」となっています。
ここで記入しなければいけない箇所は「語数」のみ。「語数」は右を参考に平均値を書いておけばOKです。
語数が分からなかった時の調べ方は、こちらを参考にしてください!
これを空欄にすると語数がカウントされないので注意してくださいね。
それ以外の情報は任意です。
「平均YL」というのは、「平均読みやすさレベル」のことで、本の難易度を表しています。これも任意ですが、次に読む本を選ぶ際に参考になりますので、記録しておいたほうがいいかもしれません。
「多読」にはチェックを入れておきましょう。そして「データ更新」をクリックして完了です。
「マイページ」に戻ると、読んだ本が記録されていると思いますので確認してみてください。
2・マイページで総語数などが確認できる
2冊目以降は総語数も確認できるようになります。
記録によると、娘は今までに1万6921語読んだことになります。
100万語にはまだまだ程遠いですが、1冊読むとそれだけ目標の100万語に近づくので、こうして記録をつけることが本を読むモチベーションにつながっているようです。
また、最初の方に読んだ本は数百語の絵本ですが、最近では1冊数千語のものも読みますので、自分がどのくらい読めるようになったかをグラフで見て実感できることも楽しみにつながるような気がします。
3・他の会員の読んだ本を参考にできる
いざ洋書を読もうと思っても、たくさんあるレベル、内容、ジャンルなどから自分にあった本を見つけるのは簡単なことではありません。
そこで参考となるのが、他の会員のレビュー。
どの本を読めばいいのかがまったく分からない場合は、
- 「最近、多読国民に読まれた本」
- 「最近、多読国民に読まれた5つ星の本」
- 「サンクスレビュー」
- 「シリーズ紹介」
を参考にしてみるといいと思います。
ある程度レベルやジャンルが絞れている人は、とりあえず読んだことのある本を検索して見て、同じ本を読んだことがある会員のマイページからオススメの本を選んでみてはいかがでしょうか。
私の場合は、シドニーシェルダンの本が読みやすくて好きだったので、同じくシドニーシェルダンの本をたくさん読んでいる人のレビューを参考にして次に読む本を選んでいました。
100万語を超えてみて思ったこと
2014年から多読王国で記録を始めましたが、私は今のところ、総語数120万語くらいです。
最初の目標の「100万語」はクリアしましたが、多読王国のランキングを見ると、1位の方はなんと5千万語を超えていらっしゃるので(2019・7月現在)、私もまだまだだなあと思います。
100万語を超えたあたりに思ったことは、今までは「本を読む」ことと「洋書を読む」ことは私の中では別物だったことが、100万語になる頃には「洋書を読む」ことが「本を読む」ことの一部になったということです。
自分でもうまく表現できないのですが、簡単にいうと、日本語で読む本と英語で読む本のレベルが近づいて、英語の小説も日本語の小説と同じように楽しんで読めるようになったということだと思います。
記録をつけることによってモチベーションをキープできるので、多読を始めようかとお考えの方は、ぜひ「多読王国」で記録をつけることをオススメします!
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