台湾の英検「全民英検」を受けてきました。〜小学5年生「初級」

GEPT

「全民英検(GEPT)」は台湾で行われる英検です。これは日本の英検のようなもので、台湾でも進学や就職のために多くの人が受験します。

台湾の全民英検についての記事はこちら

2020年6月14日に行われた全民英検(1次試験)に、小学5年生の娘が挑戦してきました。通っている英語塾のクラスメイト全員での挑戦です。

受験級は「初級」。全民英検の中ではもっとも易しく、日本の英検の3級から準2級程度のレベルです。

日本の英検と台湾の英検の違い

台湾の全民英検(以下GEPTで統一)は級によって試験内容も異なるので、ここでは「初級」だけに焦点を当てて紹介いたします。

さて、GEPT(初級)も、日本の英検(3級以上)と同じように、1次試験と2次試験があります。

<日本>

  • 1次試験・・・マークシート(語彙文法、読解、リスニング)および筆記(作文)
  • 2次試験・・・面接(スピーキング)

 

<台湾>

  • 1次試験・・・マークシート(語彙文法、読解、リスニング)
  • 2次試験・・・文法筆記、作文および録音によるスピーキング

 

GEPT「初級」はこんな試験

1次試験

1次試験は選択問題(マークシート)のみです。語彙文法が30分(30問)、リスニングが約25分(35問)で、難易度も問題数も日本の英検3級とほとんど同じです。

※日本の英検3級は、1次試験で作文がありますが、GEPT初級は2次試験で作文が課されます。

(例題)

1. Mr. Li teaches mathematics at a public high school in Taichung. He                   there since 1995.

A. is 

B. was

C. will be

D. has been

 

1次試験については日本の英検とほとんど変わらないので、2次試験の内容に移ります。

2次試験 筆記(文法と作文)

2次試験の筆記は2つあります。

1・文法問題

文法問題は15問です。書き換え問題が5問、2文を1文にする問題が5問、そして並べ替え問題が5問です。選択問題はありません。

(例)書き換え問題。

1. A lady said, “Could you give me a hand?”

      The lady asked me if _________________________________ hand?

2. She moved to Taipei ten years ago.

       It ______________________ since ________________________Taipei.

3. We can go out if it stops raining.

      We ________________________ unless _________________________.

(例)2文を1文にする問題。

1. I saw him.  He was cheating on the test.

   I saw ____________________________________________________ test.

2. He learned to play the piano. He didn’t learn it when he was fifteen years old.

   He didn’t _____________________ until he was ______________________.

3. Sam went to bed. He didn’t take a shower.

   Sam went _______________________ without _______________________ .

(例)並べ替え問題。

1. The doctor ( give / that / suggested / up / he / drinking ).

2. It was believed ( to be / used / that / there ) ten suns.

3. My mother ( housework / herself / all the / does / by ).

 

2・作文

ライティングテストは、ストーリー性のある3コマのイラストを見て、50字程度で状況説明をするものです。ここではイラストは使用できませんので、解答例だけを記しておきます。

(解答例)

Jack brings his cellphone to school. He always uses it to play games in class. He didn’t pay attention to the class so he failed the test. He was so worried that he almost cried. His father was very angry. Jack is not allowed to use the cellphone or computer now. (51字)

2次試験 スピーキング

台湾のGEPTでは、「初級」「中級」「中高級」までが録音による口頭試験です。復唱、朗読、質疑応答あわせて18題あります。

1・復唱

聞こえてきた文をそのままリピートする問題です。2回読まれますので、2回聴き終わったらすぐにリピートします。

(例)

1.  The children kept practicing the same song.

2.  He has a sister who is studying abroad.

3. I can’t believe you made it.

2・朗読

紙に書かれた約10語から50語程度の文または文章を朗読します。ここでは例を割愛します。

3・質疑応答

質問に15秒で答えます。15秒以内に話し終わる必要はありませんが、伝えたいことをなるべく多く話すことがポイントとなります。

(出題例と解答例)

1.  Where do you go on the weekend?

It depends. Sometimes my family and I go to the night market. Sometimes I go shopping with my friends. I also like to stay home and watch TV when I don’t want to go out.

2. One of your friends wants to lose weight. Tell him/her how to do it.

Try to exercise at least twice a week. Keep away from fried food, especially French fries. Don’t eat too many snacks.

結果は・・・

1次試験の結果が出ました。

GEPT結果

聴解(120/120)、読解(89/120)で無事に合格することができました。読解の正答率が74%と思ったより低かったのですが、聴解は満点だったのでとても嬉しいです。

ちなみに合格点は、それぞれが72点以上で合計点が160点以上となります。

GEPTについて思うこと

英語講師の立場でGEPTについて思うことは、1次試験も2次試験も英語力を測るのにとてもよくできている試験だということです。1次試験のマークシートで基礎的な問題ができるかを判断し、2次試験では与えられた指示の文が正確に書けるかを文法、単語を見て判断。

日本の英検3級も作文問題はありますが、質問はとてもシンプルで、答えも自分の書きやすいように選ぶことができます。自分が書けないことは書かなくていいので、割と点数を取りやすいと言えます。

GEPT初級の作文は、イメージとしては英検2級の2次試験のイラスト描写を筆記にしたような感じです。単語がわからないと説明できないので難易度が上がります。塾の模擬試験で、就職活動についてのイラスト描写が出た時には、娘は全く点数が取れませんでした・・・。

こちらは娘が苦手なセクション↓

GEPT単語

また、GEPTの2次試験のスピーキングも、聞こえた文をリピートしなければいけないので、しっかりと聞き取らないと点数が取れません。リスニングとスピーキングを同時に試験できるいい方法だと思います。

質問されたことに15秒で答えるというのも結構ハードルが高い試験です。日頃から話す練習をしていないと、なかなかすぐには答えられませんよね。

さて、1次試験は無事に乗り切りましたが、2ヶ月後に行われる2次試験は少し心配でもあります・・・。苦手なセクションの単語をもう少し覚えないと、このままでは会社での出来事のイラストが出題されたらお手上げです。

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