自分のレベルにあった本をどんどん読んでいく多読。どのレベルの英語力の人も簡単に始められる多読は、無理なく英語力を上げていく画期的な学習法として、幅広い年齢層で人気があります。
英文科卒業、留学経験もある私も、多読に出会うまでは楽しんで英語の本を読むということを全くしてきませんでした。高校や大学でも、文法や日本語訳に重点をおいたリーディング(精読)しかしてこなかったからです。
多読に出会って、ネイティブの子供用の数百語の絵本から読み始め、最終的にはネイティブの成人用の10万語を超える小説を読むようになりました。
その多読の記録を「多読王国」というサイトで管理していたのですが、なぜか管理人様がサイト運営をやめてしまいました・・・。
長くなりましたが、今回の記事では、多読王国の代わりに使えそうなアプリを2つ紹介したいと思います。2つとも無料アプリです。
多読管理に使えるアプリ
①【多読管理】
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1つ目は「多読管理」。
アプリをインストールして新規登録をします。
IDは何でもいいです。氏名は任意なので私は空欄にして登録しました。
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改めてログインすると、「書籍一覧」のページが出てきますので本を登録します。今回は昔読んだ シドニーシェルダン作の ”Master of the Game” を登録してみます。
「バーコードから読み取り」をタップして、カメラのアクセスを許可します。そしてほんのバーコードを読み取ると登録完了です。
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私は昔もう読み終わっているので、「未読」を「既読」に変更します。「未読」をタップすると「既読にする」と出てきますので、そこをタップします。
星で評価を入力、そして感想文を入力します。これを入力しないとエラーになってしまいますので、今回はとりあえず「とても面白かった」とだけ入力しました。
ここは感想を入力してもいいし、調べた単語や好きな文などを入力してもいいかと思います。
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既読レポートを見てみると、読んだ日と単語数が記録されているのが分かります。”Master of the Game”は14万語以上もあるのですね。
登録されなかった本もあった
私はほとんどの場合は紙の本を読むのですが、どうしても今すぐ読みたい本があった場合にはキンドルでダウンロードする場合もあります。
例えば “The Gordonston Ladies Dog Walking club”。これはシリーズ化されていて、今のところ3冊あります。タイトルとは想像つかない殺人のお話です。
これは手元に本がなくバーコードを読み取ることができないため、アマゾンで検索してISBNで登録を試みましたが、「該当する本がない」という旨のエラーが出るだけで登録できませんでした。
ちなみに作者名、題名でも試しましたが、本を登録できませんでした。とても残念です。
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デメリット
アプリ上で検索してもヒットしなかった本は登録不可。手動による登録はできない。
②【英語多読記録簿】
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2つ目に紹介するアプリは「英語多読記録簿」というアプリです。
このアプリのいいところはログインなしでサクサクと使えるところ。IDやパスワードは必要ありません。
アプリをインストールすると、さっそく記録画面が出てきます。
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このアプリは、先ほどのアプリと違って、カメラでバーコードを読み取るタイプのものではなく、シンプルに本のタイトルと語数を自分で入力して管理するというものです。
私も自分でタイトルを入れていきます。作者は( )で付け足しておこうと思います。この辺は自由です。語数は先ほどのアプリで出てきた語数を入力。
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保存すると本が記録されました。
目標語数は鉛筆マークのところで編集して設定することができます。多読はとりあえず100万語が目標と言われていますので、そのように設定しておきます。
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2冊目以降は下のプラスボタンから追加できます。手順は先ほどと同じです。
文字数さえわかれば全ての本が登録できる
「英語多読記録簿」では、アプリ内で本を検索して登録するタイプではなく、完全手動入力によるものなので、自分でタイトルと語数を把握してさえいればどんな本でも登録していくことができます。
読んだ本の語彙数が分からないという方は、海外のサイトで調べることができます。こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。
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デメリット
・語数を自分で調べる必要がある
・表紙イメージがないので味気ない
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