台湾に移住して20年以上が経ち、私もいよいよ無料でマンモグラフィが受けられる年齢に達してしまいました。
ものすごく痛いという噂のマンモグラフィ(中国語は乳房撮影または乳房X光檢查)。
正直、できることなら避けたいと思いもしましたが、そろそろ健康にも気をつけなければいけない年齢でもあり、とりあえず意を決して検査を受けることにしました。
目次
マンモグラフィは2年に1回、無料で受けられる
台湾では、健保卡(保険カード)を保有している人は定期的に4種のがん検診、それから基本血液検査を無料で受けることができます。自治体によって変わるかもしれませんが、高雄市は以下の通り。
<無料で受けられる検査>
・基本血液検査・・・3年に1度
・子宮頚がん検査・・・1年に1度(30歳以上)
・マンモグラフィ・・・2年に1度(45ー70歳)
・大腸がん検査・・・2年に1度(50歳ー75歳)※76歳以上は1年に1度
・口腔がん検査・・・2年に1度(30歳以上の喫煙者、檳榔愛好者)
市から派遣された衛生局がん検診巡回車で検査を受ける場合は完全無料ですが、病院に出向いて検査を受ける場合は、掛號費(受付で支払う基本受診料)の150元が別にかかります。その他の検査費用はかかりません。
今回私はかかりつけの産婦人科クリニックに定期的に派遣されて来るマンモグラフィ検診車で撮影を行いました。4枚撮影で、検査は無料です。市の衛生局の派遣車ではなく民間のクリニックでの検査なので、150元の受付料を支払いました。
クリニックで受付料を払う時に「最後に血液検査を受けてから3年経ってるみたいですけど、今日ついでに受けますか」と聞かれ、ちょうど血液検査を受ける条件の8時間空腹状態を満たしていたので血液検査も行いました。
保健カードで調べてもらったら、最後に血液検査を受けたのが3年前だそう。そういえば胃を悪くした時に胃腸科クリニックで調べてもらったっけ。あれからもう3年も経ったのか。
50元の追加料金を払えば尿検査もしてもらえるということで、そちらもついでにお願いしました。
初めてのマンモグラフィ
血液検査を終え、クリニックの前に止まっている検診車の入口でドキドキしながら待っていると、技師さんが出てきて中に入るようにと指示がありました。
技師さんは若い女性で、保険カードと問診票を渡すと、「初めてですか」「少し痛いかもしれませんが、すぐに終わるので我慢してくださいね」と優しく声をかけてくれました。
撮影は4枚。左右2枚ずつで、それぞれ上下からと斜めから撮影しました。
アジアの女性のバストは乳腺が密で硬く、マンモグラフィで痛みを感じる人が多いという話は聞いていましたが、実際、本当に痛くて痛くて、1枚目の撮影が終わった時は「あと3回もこれをやるのか」と絶望的になりました。
自分の胸が何センチにまで潰されたのかは、怖くて見ていないので分かりません。ネット情報によると、平均4cm〜5cmの厚みにまで潰されるそう。初めてのマンモグラフィということもあり、検査の数日前に自分でイメージトレーニングとシミュレーションをおこなったんですが(笑)、自分の両手で上下から挟んでみると、約7cmくらいのところで既に痛みを感じていたので、それからさらに3cmくらい潰されたことになりますね。そりゃ痛いわけです。
胸の痛みは3日ほど続きました。
超音波検査(エコー)
さて、今回私がおこなったマンモグラフィですが、結果は10日後に出ます。
マンモグラフィの結果を取りに行く日に合わせて、ついでにエコー検査(中国語は乳房超音波)も予約しました。こちらは全く痛くないので心配はしていません。
エコー検査には無料制度はないので自分で検査料を支払うことになります。台湾では受付料150元に加えて検査料の250元(病院によって異なる可能性あり)が別に必要だそうです。250元は今の円安の状態でも1000円程度。それくらいなら毎年でも金銭的に負担なく受けられそうです。痛くないですしね。
そのうち痛くないマンモグラフィが開発されないかしら・・・。
以上、台湾でマンモグラフィを初めて受けたお話でした。
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