鳳山青年夜市は高雄市鳳山區にある夜市です。
3000坪の敷地内に165もの露店が並美、食べるだけではなく買い物やゲームなども楽しめ、いつも地元の人で賑わっています。
鳳山青年夜市はもともと鳳山区にあった夜市ですが、訳あってこれまで6回の移転を経験しています。一番有名なのは「凱旋青山夜市」としてLRT凱旋瑞田站のあたりで運営していた頃でしょうか。
2018年に凱旋夜市に加わったものの、2021年に凱旋青山夜市がある前鎮區から鳳山區に戻り、再び「鳳山青年夜市」として営業を再開しました。
生まれ変わった鳳山青年夜市はとても清潔感があり、安心して台湾フードを楽しむことができます。今日は私が実際に食べたものの中からいくつか紹介したいと思います。
目次
本当に美味しかった食べ物
1. 厚蛋燒
厚焼き玉子のお店です。
私が注文したのは「龍蝦沙拉」。海老マヨネーズが乗った厚焼き卵で、表面をバーナーで炙り、刻みのりをかけての提供です。
玉子の厚さは3cmほどもあり、食べ応えがあります。お値段は70元。円安なので日本円で300円とちょっと。「大阪焼」(お好み焼き)でも65元なので、高くないと思います。
ちなみにメニュー横にある「素」の表示のあるものはベジタリアンの方も安心して食べられる食材で作られています。
2. 肉夾饃
「肉夾饃」は中国の陝西省の伝統的な食べ物で、最近台湾の夜市などでも見かけるようになりました。インターネットで調べてみると、日本でも提供するお店が増えてきているとか。
私は今回初めて肉夾饃を食べました。
サクサクのバンズに豚肉とピーマンを挟んだハンバーガーのような食べ物。私と娘は香菜(パクチー)と辛いものが苦手なので、それらを抜いて提供してもらいました。
主人と義姉は辛いものが大好きなので、私と娘が肉夾饃の半分を食べたあと、お店の主人に追加で辛いソースを盛ってもらっていました。(台湾のこういうところ好きです)
辛いソースは中国出身のオーナーの奥さんの手作りだそうで、主人と義姉曰く、肉夾饃には辛いソースが必須だとか。でも私が食べた辛いソースなしの肉夾饃もすごく美味しかったです。青椒肉絲(チンジャオロース)をパイ生地で挟んだような感じで、まさに中華ハンバーガーでした。
お値段はひとつ80元。日本で約400円くらいです。
3. 四川の串串
串串は中国の四川のローカル料理で、鍋の具材を長い串に刺し、辛いタレにつけていただきます。手渡された紙コップのような容器に好きな串を入れてお店の人に渡すと、辛いタレの入った容器に串をつけ込んでくれます。
四川料理は辛いことで有名ですが、このお店のタレは見た目ほど辛くなく、辛いものが苦手な私でも美味しくいただけました。娘は辛いものが全くダメなので、一口も食べませんでした。辛いものが得意ではないけれど、ピリ辛くらいなら食べられるという人にちょうど良いと思います。
逆に辛い物好きの主人と義姉は「辛さが全然足りない」と不満げでした。この夜市には串のお店が他にもあるので、辛いものが大好きな人は他のお店に行った方がいいかもしれません。
私は豆皮(湯葉)の串を一本いただきました。繰り返しますが、私は美味しいと思いましたし、人もそれなりに並んでいましたよ。辛いのは苦手だけど、四川の串串を食べてみたいという人にはピッタリだと思います。
4. 油條包
油條の創作料理です。
油條は台湾の朝ご飯のお店でよく見られる細長い揚げパン。卵を挟んだり、粥にちぎっていれたり、豆乳に浸して食べたりするんですが、このお店は油條にいろんな具材を挟んでアレンジしています。
私と娘が食べたのは、「鮮奶麻糬」シリーズの「芝麻花生」。お餅シリーズのゴマとピーナッツをトッピングした油條でです。他にも、明太子エビマヨや燻製チキンもありましたが、今回はデザート感覚で食べられるトッピングにしてみました。
油條は今まで朝ご飯としてしか食べたことがなかったのですが、お餅やピーナッツ粉を挟んで食べる食べ方も全然アリです。お餅が入っているので、意外とお腹いっぱいになります。お値段は60元。だいたい300円でお釣りが来るくらいです。ちなみに明太子エビマヨ、燻製チキンはどちらも80元でした。それでも400円しないくらいなので安いですよね。
油條包の入れ物には使い捨てビニール手袋も付いてくるので、それを使えば手を汚さずに食べることができます。
5. 章魚燒
台湾の夜市で必ず売られているたこ焼き。
台湾のたこ焼きは日本のたこ焼きとちがって、外がカリカリしています。日本のような柔らかいトロッとしたたこ焼きは実は台湾ではあまり好まれません。
私も台湾のたこ焼きが大好きで、夜市でもよくたこ焼きを買って食べます。(もちろん日本のたこ焼きも大好きです!)
台湾のたこ焼きは、具材はだいたい共通で、ソースで味をかえて楽しみます。私は普通にたこ焼きソースが好きなので、オリジナルの「原味」をいつも選びます。たこ焼きソースと台湾のちょっと甘めのマヨネーズの組み合わせがまた美味しいんです。
台湾の人はわさびが大好きなので、わさび入りのソースも人気です。わさびは「山葵」、「芥末」またはわさびの当て字で「哇沙比」などと表記されます。ワサビの好きな人は挑戦してみるのもいいかも?
原味(オリジナル)で45元。日本円で200円ほどです。
6. 地瓜球(QQ球)
揚げたさつまいもボールも台湾の夜市の定番デザートです。そしてモモの動画の中では「お芋ボール」としてたびたび登場しています。
青年夜市で見つけたのはカラフルな可愛いさつまいもボール。色によって味が変わるそうですが、一口で食べてしまったので味の違いには気づきませんでした(汗)。
さつまいもボールは、店によってたまに中身がスカスカのはずれに当たることがあるのですが、このお店はそんなことはなく、全て美味しかったです。
モモも2個食べました。
7. 糖葫蘆
これも台湾の夜市の定番デザートです。台湾ではりんご飴ではなく、いちご飴とミニトマト飴がよく売られています。
娘が購入したのは「慢慢等」というお店のいちご飴。娘曰く、今まで食べた中で一番美味しかったとのこと。いちご飴以外にも、トマト飴とマスカット飴が売られていました。
いちご飴は1本(5つ)で60元。これも300円でちょっとお釣りがくるくらいですね。高雄では平均的な値段です。
子供も遊べるゲーム
鳳山青年夜市は小さな子供でも楽しめる遊び場がいっぱいあります。たくさんありすぎて全ては紹介できませんが、夜市にお子さんを連れて行く予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
このエア遊具は、子供も大人も入場料が必要です。入口で入場料(60元)を払うと、子供は遊具で自由に遊ぶことができ、大人はエリア内のテーブルに夜市で買ったものなどを持ち込んで飲んだり食べたりすることができます。
シールをめくって色のついた砂をふりかけるだけの簡単砂絵。家でやると片付けが大変ですが、夜市だと気にせず遊べるのがいいですね。
他にも、磁石がついたおもちゃの魚釣りゲーム、ガチャガチャ、クレーンゲーム、麻雀、射撃、ダーツなど、幅広い年齢層の子供が遊べるゲームがたくさんあるので、大人も子供も飽きないと思います。
基本情報
営業時間:木・金・土・日
17:00~23:00(変更の可能性あり)
いちおう夕方5時からですが、準備中のお店もたくさんあるので、6時以降に行くといいと思います。木〜日曜日のみの営業なのでお間違えのないように。
敷地内に駐車場があります。1回50元です。駐車場がいっぱいでも、少し歩けば道路沿いにたくさん駐車スペースがあります。
アクセス
鳳山青年夜市は少し不便な場所にあります。
最寄駅はMRT鳳山西站ですが、そこから徒歩30分(2km)かかります。バスも待ち時間や徒歩の時間を考えると、鳳山西站駅からタクシーに乗った方がいいでしょう。
ちなみに高雄火車站から直接夜市に行く場合はタクシーで20分、MRT美麗島站からの場合も同じく20分ほどです。
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