我が家の多読。英語塾講師と娘の場合。

tadoku

元英語塾講師(現英語家庭教師)の私と、小学生の娘Cocoが一緒に取り組んでいる「多読」

いわゆる「英語の勉強」ではない多読は、好きな本を英語で読むことによって

  • 自然と単語量が増える
  • わからない単語があっても推測して読めるようになる
  • 長文問題に抵抗を感じなくなる
  • 読むスピードが上がって各種英語試験にも有利

といった効果を実感できるので、私の授業でも多読を取り入れています。

多読とは

「多読」というのは、文字通り「多く読む」ということです。たくさんの洋書に触れ、楽しみながら英語を身につけていきます。

「たくさん読む」と聞くと、高校のリーディングの授業、大学入試の長文、大学の英文和訳の講義、英語の資料の翻訳・・・など、あまり楽しいイメージはわかないかもしれませんね。

英語の授業で行うような、辞書を引いて構文を分析しながらしっかりと読むことを「精読」というのに対し、「多読」は全く逆の発想。

「多読」は自分のレベルにあったものを楽しく読むもので、

  • 辞書を引かない
  • わからないところは飛ばす
  • つまらなかったらやめる

この3原則を意識しながら、好きなものを好きなだけどんどん読んでいきます。

まずは目標は総語数100万語を目指して読んでみることが推奨されています。

総語数100万語を越えると、特に難解な本でなければ、普通のペーパーバック(アメリカの大人が読むような小説など)が読めるようになっていると思います。

我が家の多読

英語講師の私も児童書からスタート

私は英文科を卒業し、その後は塾で英語講師として中高生に英文法を教えてきました。

そんな私が多読に出会ったのは2014年のこと。きっかけは忘れてしまいましたが、「多読」という画期的な学習方法に惹かれ、私も洋書を読もうと英語の本を手に取りました。

英語講師の私が最初に手に取った本は、アメリカの小学生が読む小説。

インターナショナルスクールに通う生徒に日本語を教えていた時に、その子が小さい頃に読んだという小説を借りて読みました。語数は2000語くらいだったと思います。

アメリカの小学生が読む小説なので、文字も大きく、時々挿絵も入っているようなペーパーバックでしたが、多読初挑戦ということもあり、読むのに1週間以上かかりました。

1冊読み終わった後は、「洋書を完読した!」という達成感爽快感優越感(?)などが、「次は何を読もうか」というモチベーションに繋がり、そこから私の多読が本格的に始まりました。

娘の多読は幼稚園から

娘は幼稚園の時(多分4歳くらいの時)から多読を始めました。

ありがたいことに、私に小説を貸してくれたインターナショナルスクールに通う生徒のお母様が、その子が子供の頃に読んでいたという絵本を100冊ほど無料で娘に譲ってくれたので、幼稚園の時からたくさんの絵本に触れることができました。

子供が小さい時は、子供を膝にのせて一緒に声を出して読んでいました。小さな子供は、内容を楽しむというよりは、読み手の声のトーンとか、リアクションを面白がるんですよね。最初はそれでいいと思います。

「ママ(パパ)と本=楽しい」

これが大事だと思います。

英語の絵本

小学1年からは塾の課題でも

娘が小学生になってからは、英語の塾にも通い出しましたので、そちらの課題の本を読むことが多くなりました。

今は4年生ですが、この4年間で読んだ塾のストーリーブックはこんな感じ。

英語の塾のストーリブック

これらは英語塾出版の本で、市販はされていないので、語数などを記録したりはできません。ちなみに語数の記録は「多読王国」という無料サイトを利用しています。

塾の絵本レベル1
1年生の課題はこのくらいのレベルが月に1冊
4年生の課題は1年で3冊

多読は勉強ではない。

多読をするにあたり、一番大事なことは「多読は勉強ではない」ということを肝に命じておくことだと思います。だから、辞書なしでも読める程度の本からスタートすること。

目安としては、20語の文に1つか2つ分からない単語がある程度。1文にこれ以上分からない単語があると、読むのが辛くなってきます。

絵本であれば、分からない表現や単語があっても絵を見てだいたい理解できるのでオススメなのですが、

いい大人が絵本なんか読めるか

と思う方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

そんな時は、少し背伸びして、児童用の小説から読むのもありだと思います。

児童書なら、子供が知らないような難解な単語はほとんどありませんし、論文のような表現もなく、とても読みやすいです。

また、映画などで内容を既に知っている本なら、少し難しくても挑戦していいと思います。ただし、複雑なもの、専門的なものは避けた方がいいです。

まずはオンラインで無料の絵本に挑戦してみる

絵本は数分で読めてしまいます。しかも買うとなるとけっこう高価です。

とりあえず何か絵本を読んで見たいという方は、無料で絵本が読めるサイトをのぞいてみるといいと思います。

例えば「Oxford Owl」のサイトでは、会員登録をするだけでサイト内の英語の絵本が読めるようになります。

娘は夏休みだけオンライン英会話の授業を受けているのですが、その授業でも先生と一緒にこちらのサイトの絵本を読むことがあります。

Oxfordの公式サイトですので安心です。

Oxford Owl

YouTubeも利用できる

YouTubeを検索すると、絵本を読んでくれる動画を見つけることができます。

例えば、こちらのチャンネルでは、子供用の絵本を可愛い声で朗読してくれます。子供への読み聞かせにも利用できますし、発音の練習にも活用できると思います。

試しにこちらのYouTubeチャンネルを除いてみてください。これはアマゾンでも売られている ” My No No No Day ! “という絵本の朗読です。

My No No No Day

こちらのチャンネルでは、子供用の絵本を可愛い声で朗読してくれます。子供への読み聞かせにも利用できますし、発音の練習にも活用できると思います。

音声は必要なく、絵本だけを純粋に楽しみたいという方はミュートにすればOKです。文字も大きくみやすいので、ページをめくるごとに一時停止しながら自分のペースで読むことができます。

ちなみに絵本はアマゾンでも購入できます。

「多読王国」のサイトを利用する

さて、多読を始めようと決めたら、ぜひ「多読王国」というサイトをのぞいてみてください。

メールアドレスとニックネームだけで会員になれるのでオススメです。会員になると、「マイページ」で多読の記録ができるようになります。

 

こちらは娘の「マイページ」の「多読状況」と「本棚表示」です。

今まで読んできた本や、その本の総語数、レベル、全体の総語数などがわかりやすく表示されます。

このサイトに登録できる本はアマゾンで売られている本のみなので、塾の絵本などはカウントされません。

多読状況
多読王国の本棚

この便利なサイト「多読王国」については、別記事で詳しくご紹介しています。

多読の効果は

最後に、実際に多読を行なっていた小中学生たちの声をご紹介します。

  • 長文が長文と思わなくなった(準2合格)
  • いつも出てくる単語は簡単に覚えられた
  • 過去形に強くなった
  • 原文の方が面白い(2級合格)
  • 英語が好きになった(数ヶ月で偏差値40台から50台後半までアップ)

 

保護者の声

  • 英語が好きになってくれてよかった
  • 我が子が家で英語の本を読むなんて今までなら考えられない
  • 英語圏への転校前に自信がついた
  • 英語の小説を買ってくれと頼まれるようになった
  • 自分も子供と一緒に始めたい

 

娘の場合

日本の英検を受験する予定はないのでなんとも言えませんが、試しに「準2級でる単」を見せてみたら、でる度Aの単語373個中、知らない単語は6個でした。

多読を始めるのに英語力も年齢も関係ありません。英語をもっと身近なものにしたいとお考えの方、ぜひ多読を始めてみませんか。

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